
妬みについて、その原因を知る
妬まれたり、時には妬んだり。人間であれば、当然の感情なのかもしれません。他人のことを妬む人というのは、他人の不幸は蜜の味と思う傾向にある・・・という実験結果もあるようです。
今回はもし、妬まれたら、そして、自分も妬んでしまった時にどうすればよいか、どうすれば、もっと気持ちが楽になるかについて紹介したいと思います。
劣等感が生まれる理由
妬みというのは、劣等感から来ています。他人が羨ましい、他人が持っているものが羨ましい。自分は持っていない。自分は劣っているのだ・・・という風に。
そういった劣等感を感じてしまう理由は、自分のないものを他人に探してしまうからです。つまり、他人と自分を比較してしまうことが原因です。
それをやめれば劣等感も感じなければ、優越感を感じることもありません。
他人と自分を比較して劣等感を感じてしまう。それは、他人の一部分しか見ていないことも原因です。
例えば、大きな家に住んでいる知人を妬んだとしましょう。確かに大きな家に住めることは幸せなことかもしれません。しかし、それだけの家に住むには、税金だって高くなります。それを維持してゆくのに維持費がかかります。
そのためにはお金を沢山稼ぐ必要があります。お金を沢山稼ぐためには、それなりに仕事をしなくてはいけません。常に勉強していたり、本を読んだり、また勉強会に行ったり・・・そういったことをして初めてお金を沢山稼ぐことができるからです。
でもそういった大きな家の裏にあるものを全く考えずに、ただ大きな家はいいなぁ・・・と思っているから、劣等感を感じるのです。
自分は自分でいい
本当は他人と自分を比較しても幸せになれることはありません。芸能人を羨ましがる人がいました。しかし、彼女は、芸能人であることで自由が奪われることに気づいていません。ちょっとした買い物に行くにも大変なのです。どこに行っても他人の目を気にしなければなりません。
そうやって羨ましいと思っていることの裏を見てみると、自分はこのままでいいな・・・と思うことが殆どです。
他人が持っている一部分だけを手に入れようなんてことは話がうますぎます。どうせなら、全部人生を取り替える気持ちになってみてください。きっと、今がいいやとなると思います。
人は他人になろうとしてもなれないどころか、それをやろうとすると楽しくなくなってしまいます。人は自分でいる時がやっぱり一番幸せなのだと思うのです。
妬まれたら
逆に他人から妬まれた場合はどうでしょう。やっかいですね。その人に自分の足を引っ張られたりしたらもう最悪です。
でもそんな時は妬みに屈してはいけません。その妬みをパワーに変えて、さらに前に進みましょう。芸能人などはそうやって成功している人が沢山いると思います。
妬みは自分のエネルギーに変える。これに尽きます。
他人のことを妬むときというのは、実は自分の幸せのことしか考えていないものです。だから、妬んでいる相手は自分のことだけしか考えていないことになります。
そんな風に自分のことしか考えていない人が幸せになれるでしょうか?
恐らくなれません。だから、妬まれたときはそれをエネルギーに変える、そして、相手に対してはかわいそうな人だと思ってあげることです。