
不平不満を言わない、不平不満を言う人への対処法も
不平不満を言わない・・・ということを実践している方は案外多くいらっしゃいます。そういう本も出版されていますし、私も読んで実践してみたこともあります。
確かに、不平不満を言っても何も物事は好転しないし、かえって同じような状況を引き寄せてしまいます。これは引き寄せの法則と呼ばれています。
ですから、自分で意識できるのであれば、不平不満を言うよりは、今恵まれていることに注意を向けて感謝した方がいい。するとまた感謝したくなることを引き寄せられるようになります。
どうせなら、引き寄せの法則は良い方向に使いたいものです。
自分に禁止することは他人にも許さない
私は不平不満を言わない・・・ことを実践していましたが、ある時からあまり意識するのをやめました。
それは自分自身に対して、不平不満を言わない・・・という風に禁止事項を作ると、それを他人にも当てはめてしまおうとする人間の特徴が出てくるからです。
ですから、不平不満を言ってくる人に対してイライラしはじめました。
それは自分が実践していることなのに、他人がそれをするとイライラするのです。おかしな話です。
でもそうやって、他人に対して「不平不満ばかり言って・・・・」といっているのは、相手に対して不平不満を言っていることと同じです。
私はそれに気づきました。それでそれはやめた方がいいな・・・と思って実践するのをやめたのです。
勿論、不満などは口にしない方がいいのではないかと今も思っています。でも禁止するのをやめたのです。それよりも、恵まれていることに目を向ける方がやりやすいと思いました。
自分に何かを禁止してそれを守るのは大変ですが、何かに注目してそれを実践してゆくのは比較的簡単だったりします。
人に話を聞いてもらって楽になった経験はありますか?
人間なら誰だって愚痴を言いたくなることってあると思うんですね。今までの自分を振り返ってみると私にもやはり愚痴ばかり言っていた頃がありました。
その時は妻が私の話を聞いてくれました。そして同情してくれた。それで私は気持ちが楽になりました。
誰だって過去にはそういうことがあったと思います。だから、もし不平不満ばかり言っている人がいてその人の話に悩まされていたら、それはお互いさまなのだと、自分もそういうことがあったんじゃないか・・・と考えてみるといいのだと思います。
お互いさまだよ。そういう風に思えたら気持ちもすっきりすると思います。
自分のやり方を押し付けない
愚痴や不平不満を言わない生き方は素晴らしいことだと思います。でもそれを自分が実践しているからといって、他人にもそれをやるべきだ・・・と言い出すと周りから人がいなくなります。
他人が不平不満を言っているのを聞いて、「そんな風に愚痴ばかり言っていると・・・」と正論を言いたくなることもあります。その人のためだ・・・と思って。
でも愚痴や不満を言っている時って単純に分かって欲しい、同情して欲しいだけだったりします。そうやって、わかってもらえるだけで救われたような気持ちになることってあると思うんですね。
だから、他人が口にする不満や愚痴には同情してあげること。それが相手には一番良いようです。