仕事が遅い人が速く仕事をこなすには
同じ職場でも仕事が速い人と遅い人がいたりします。中には、意欲がないから仕事が遅いと評価する専門家もいるようです。
勿論、やる気がない、会社に対する思いいれがなく、転職を考えているような方の場合は、もう最初から仕事のスピードアップをする気がないのですから、何を言っても無駄でしょう。
しかし、本当は残業などもしたくないし、もっと速く仕事をこなしてゆきたいと思っているのであれば、方法はあると思います。
1.もっと別の方法がないか考える
仕事のやり方というのは1つだけではなく、いくつもあると思います。今やっているこの仕事はもっと別のやり方がないだろうか・・・と考えてみると、案外違うやり方が見えてきたりします。
例えば、売上があるたびにエクセルにデータを入力していた会社がありました。ところがある時、中途採用の社員が入社して、品番を打ち込むとデータが自動で入力できる方法を考えました。
これで入力作業は大幅に削減されたのです。
という風に、パソコンを使う仕事は今の仕事を何倍も早くやる方法がいくらでもあります。ただ、その方法を考えるか、考えないかの違いだと思います。
考えずに同じやり方でやるのは楽かもしれません。しかし、それではスピードアップはしないわけです。
パソコン作業でなくても同じこと。もっと別の方法はないかと考えてみることです。やり方は1つだけではないと思っていれば色々な方法が浮かんでくるはずです。
2.仕事をもっと簡単にできないか考える
もっと別の方法がないかを考えたら、今度はさらにスピードアップひましょう。そのためには今の仕事をどうやって速くできるようになるか・・・よりも、どうやったらもっと簡単にできるだろうか・・・と考えることです。
同じやり方でスピードアップするのには限界があります。しかし、仕事を簡単にすることを考えるとやり方は結構あったりするのです。
実はやっている仕事の中には、もう本当は必要のないようなことも含まれていたりすることがあります。
そういったものを見つけて仕事を簡略化してゆくことです。
3.すぐに片付く簡単な仕事は片付けてしまう
仕事を何でも溜め込んでしまう人がいます。溜め込んでしまうと、もういくらやっても追いつかないような気がしてきてやる気もおきません。
ですから、できるだけ仕事はためないこと。
もっと言うと、簡単に済んでしまうような仕事は先に片付けてしまうことです。すると、覚えておいたりする手間が省けます。
4.優先すべき仕事は優先する
優先すべき仕事というのもあります。それを無視して仕事のスピードアップばかりをはかっても仕方がありません。
そうやって何を優先すべきかを考えて仕事をしていると、この仕事は本当は必要ないのではないか・・・と気づくようになります。
5.ミスを防ぐルーティーンを作る
スピードが遅いのはミスを恐れているためだったりもします。私も以前は絶対にミスの許されない仕事をしていました。
その時どうやって仕事をしていたかというと、ダブルチェック(2回確認すること)をしていたんですね。
しかもやり方を決めていました。ルーティーンといって、やり方の順序や方法などを毎回同じにします。その手順に従ってやることでミスを防ぐ効果、スピードをそれほど落とさずにダブルチェックする効果があります。
6.仕事が速い人に学ぶ
同じ職場には必ず仕事が速そうな人がいます。そういった人にどうやって仕事をしているのかを聞いてみる、観察してみることです。
勿論中には手抜きをしているためにスピードが速い人もいます。そういうのは参考になりませんが、要領がいい人から学ぶべきことは沢山あるはずです。