言葉のセラピー
言葉のセラピー > コラム >

人や何かを批判することは悪いことか?

「人や何かを批判することは悪いことでしょうか・・?」・・・そう疑問に思っている方とお話したことがあります。

批判といってもいくつかの意味というか使い方がありますが、この方が言っていたのは「人の誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること」(大辞泉)という意味での批判です。

何が正しいことかと考えてしまえば、それは批判はしない方がいい・・・という風になるかもしれません。でも、人はやっぱり完璧じゃなくて、批判したくなることだってあると思いますし、嫌いなものは嫌い・・・それでいいと思うんです。

それがどんな形であっても、そう思った自分がいたことは確かなことで、それは否定する必要なんかないと思うんです。

ただ、批判したくなった時、嫌いだという感情を誰かに伝えたくなった時、それは相手と場所を選んだ方がいいのかもしれません。

自分のために、人を選ぶ

嫌いなものは嫌い、私はそれでいいと思います。それを口にすることだって、やっぱり誰にでもあるものだと思います。

人にはどうしても好き嫌いがあって、それは仕方のないことで・・。ただ、嫌いという感情はとても複雑にできているものだったりもして・・・(それについてはまたの機会にします)。

ただ、批判を口にする時は自分のために相手を選んだ方がよいのかもしれません。批判や批評、特に人や物事の優劣などに関しての話は時に人の興味を引くことがあります。

欠点や短所などを面白おかしく話す、もしくは書くことで、それを楽しいと感じる人もいると思います。

私はそれに反対なわけではありません。

でも、それがきっかけで自分が逆にひどい批判にさらされる・・・というケースもあると思うんです。批判を飛び越えて、攻撃されることもあるかもしれません。

自分はただ思ったことを発言しているだけ・・・でも、例えば、批判したモノがある人にとって、例えば、父親の形見の品だったら・・・その人は深く傷つきます。

そして、人は傷ついた心を隠すように怒りを感じたり、攻撃的になるものです。

人を選ばずに批判すると、必ず自分も批判されるようになります。・・・世の中はそんな風にできているようです。

批判するということはそういうことなんだと思います。

だから、批判する場所や相手を選ばずに批判すれば、今度は自分が批判されるようになる・・・。批判される側になった時、相手の言っていることが間違っていると感じたり、根拠がないと感じることもあるかも・・しれません。

でも、相手にとってはそんなことはどうでもよくて・・・傷ついた感情がその人を突き動かすので、そこに根拠であったり、正しいとか正しくないは全く関係ないのだと思います。

人やモノの劣った部分、嫌いな部分を指摘することで、必ずどこかに傷つく人がいて、その傷ついた人に今度は自分が批判されるようになる。

人は誰も傷つきたくはない・・・そういうことなんだと思います。

ただ、意図せぬ形で人を傷つけてしまうことって結構あります・・。勿論、私も・・。

でも、何かを批判することで、何かの劣った部分を指摘するだけで、傷つく人が必ずどこかにいる・・・そういうことがわかっていれば、自分のために、自分を守るためにも、批判を口にする時は相手と場所を選んだ方がよいのかも、しれません。