ネットストーカー被害に遭ったら。対策や撃退法、不安を抑える方法
「ネットストーカー被害に遭ったら、どうしたらいいのか?」
ということについて今日は書いてみたいと思います。
このホームページを作る以前の話になりますが、実は私自身、ネットストーカー被害に遭ったことがあります。
私の場合は、相手は32歳の女性(仮)でした。
やんわりもうメールを送らないで欲しいことを度々伝えたつもりでしたが、それ以降も何度も何度も一方的にメールが届き、「会いたいです」「好きです」と繰り返し言われ、ひどく疲れましたし、いつまで続くのだろうかと、不安にもなりました。
しかし、色々なストーカー被害の話を聞いたり、専門家の方に相談したり、被害者の方や専門家の方が書かれた本を何冊も読んでゆくうちに、ネットストーカーについて、その心理を少し理解できるようになりました。
何故、ストーキングするのか?また、何故、ストーカーされるのか?ということがわかるようになったことで、また、自分にもその原因があったことに気づいたことで、ネットストーカー対策が自然と、できるようになり、また、相手の心理を知ったことで、不安というものもコントロールできるようになったのです。
今日はそんなことについても少し詳しく書いてみたいと思います。
目次
はじめに。大事なこと
1)ネットストーカーの心理
2)ネットストーカー対策をはじめよう
3)不安や怖さに打ち勝つ
4)そもそも何故ストーキングされてしまったのか?
5)ネットストーカー被害に遭わないために必要なこと
はじめに。大事なこと
このページは、現在ネットストーカー被害に遭われている人(もしくは、そのご家族の方やご友人の方)が読んでくださっているかと思います。
そこでまず最初に注意していただきたいことがあります。
それは、このページでこれから書かせていただくことは、相手がこちら(あなた)の住所を知らないことを前提にしているという点です。
もし、ネットの世界だけではなくて、現実の世界でもあなたの居場所が相手に知られている場合は、まず、警察、またはしかるべきところに相談してくださいますようにお願い致します。
くれぐれもご自分で解決しようとしないようにしてください。
ここから書かせていただくことは、上記のことを前提にした上でお読みいただければと思います。
また、ここで書かせていただくことは私自身の体験も含め、被害者の立場で書かせていただいているもので、専門家の立場から書かせていただいているわけではございません。
その点もご理解いただいた上で、あくまでも一つの事例、一つの考え方だと思ってお読みいただければ幸いです。
ただし、いずれにしてもご自分一人で解決しようとせず、場合によっては専門家に相談してみることも私としては大切なことだと思っております。
1)ネットストーカーの心理
さて、では本題に入ります。
ネットストーカーの心理についてです。
ネットストーカーになる人はどんな人にストーキングしたくなるか、また、どんな人にはストーキングしないか?ということについて。
例えば、ネットストーカーからメールが届きます。
好きですとか、会いたいですとか、そういった類のメールだったとします。
あなたは、気持ち悪いと思ってしまったとします。
何度もそんなメールが届いたとします。
こんな時、
1)またメールが来たらどうしようと思って、もうメールはしないでください。あなたに会うつもりはないですとメールを送る
2)気持ち悪いなと思って、無視する
この2つのタイプの人がいたとしたら、どちらがストーキングされやすいかというと、これは圧倒的に1)の人だと思うのです。
無視する人は、ストーキングされにくいはずです。
でも何故でしょうか?
実はストーカーは相手の反応を、言い方は悪いですが「えさ」にしてストーキングを続けようとするような特徴があるようです。
その反応が例えば、「もうやめて!メールはしないでって言ったでしょ!」とか「もう私のブログには来ないでくれと伝えましたよね?」「あなたに会うつもりなんてあるわけないでしょ」「うっとうしいんだけど」という冷たいものであってもです。
例えば、そのメールを見た相手は、あなたは本当は会いたいのに、恥ずかしいのだろうとか、本心とは違うことを言っているに違いないという風に思うかもしれません。
普通に考えたら、そんなことはありえないわけです。しかしながら、ストーキングするような人は思い込みが激しくなってしまっていて、自分のいいようにしか解釈できなくなっている状態なのです。
このような状態になっている人に対しては、反応することそのものが相手に希望を与えてしまうことになります。
さきほどの2)のタイプの人は、無視しているわけですから、相手にはえさも希望も与えていません。
だから、ストーキングはされにくいのだと思います。
だけど、「もうやめてほしい」とつい言いたくなるのは、「これが続いたらどうしよう?」という強い不安や怖さがあるからだと思うのです。
だから、本当は相手と関わりたくはないのに、仕方なく何かしらの形でもうやめるように伝える必要があるわけです。
しかし、そのような形で、相手に接触することが、それがどのような形であっても、どんなに冷たくあしらっても、どんなに強く断っても、どんなに相手にわかってもらおうとしても、それは、相手にとってはむしろ、あなたとつながるための希望になってしまいます。
2)ネットストーカー対策をはじめよう
さて、ネットストーカーの心理について少し書かせていただきました。
そういったネットストーカーの特徴を考えた上で必要な対策をはじめてゆきたいと思います。
冒頭でも書きましたが、このページは、相手にあなたの住所を特定されていないことが前提です。
(その上での対策ですので、それ以外の場合は必ず警察などしかるべきところに相談してください)
さて、ネットストーカー対策です。
3つのステップになります。
①証拠を保存しておく
例えば、メールが来ている場合。
この場合、相手からのメールはいざという時のためにどこかに保管しておきます。それがいざという時の証拠になりますので。
その他の場合、例えば、SNSなどの場合も画面をプリントアウトするなど、何かしらの形で保存しておきます。
普通はストーカーからメールが来たりしたら、すぐにでも削除したくなるものですが、そこは後々の証拠のためにとっておきましょう。
②一度だけ、もうやめてくださいと断る
ここがとても大事なのですが、一度だけ、もうメールはしないでくださいと断ります。
これもいざという時のためですが、こちらが断っているのに、何度もしつこくつきまとわれていることを例えば、警察に伝える必要があります。
ですので、こちらが断っているということを何かしらの形で証明する必要があります。
そのため、これ以上メールは送らないでくださいとはっきりと一度、断る必要がありますし、その上で、その送ったメールなどを保存しておきます。
そして、大事なことなので、もう一度書きますが、メールは(またはほかの手段も含めて相手に何かを伝えるのは)、それを最後にします。
その断りのメールが最後です。
これがとてもとても重要なことになります。
先程も書きましたが、「相手に何かしら反応すること」=「相手に希望を与えること」になります。
相手に反応することが相手にストーキングを続けさせる理由を与えることになってしまうのです。
繰り返すようですが、どんな反応であっても、例えば、どんなに冷たくあしらっても、どんなに嫌だと伝えようとも、どんなに相手が間違っていると言ってみても、相手はわかってはくれないと思っていて間違いありません。
わかったふりはするかも知れません。しかしながら、本当はわかってくれず、反応する度に相手のストーキングの度合いもひどくなることがあります。
ですので、絶対に反応しないことです。
これが最後ですよ、というメールを何度も出すこともだめです。
むしろ、その反応に希望を見出してしまいます。
言い換えると、ストーキングを続けるような人は、かなり精神的に追い込まれていて、その人(ストーキングしている人)を失ったら自分は終わりだとまで思ってしまうケースもあるようです。
そのような状態の人には何を言っても伝わることはありません。これははっきり言えます。
だから、相手に希望を与えないこと。
つまり、最後のメールを送ったら、もう二度と、相手とはいかなる形でも絶対に接触しないことがとてもとても大事なことになります。
③相手との接触の場を断つ
ネットストーキングがメールで続くようなケースでは、最後のメールを送った後にすぐ、メールアドレスを変更します。
相手の反応は見ないで構いません。相手はどうやっても「わかってはくれない」のですから、相手の反応を見ようとする必要はありません。
ブログでのコメント覧でのストーキングの場合は、コメント覧を一時的に閉鎖するなどして、相手との接触の場を断ちます。
ホームページやブログのメールフォームからメールが来る場合は、メールフォームでスパム対策をするのも良い方法だと思います。
また、メールソフトでメールを受信しているような場合は、相手のメールが来たら、自動的に削除する設定にするのもよい方法です。
どのような手段でもいいですので、相手のメールを受信しないようにします。
SNSの場合も同様に相手との接触の場を断つ必要があります。相手をブロックする、相手からのメッセージがこちらに届かないように設定するなど・・・お使いのSNSに備わった機能を調べて、活用してゆく必要があると思います。
場合によっては、その会社にこのような被害にあっているのですが、どのように対策したらよいでしょうか?と聞いてみるのもよいかも知れません。
ブログであったり、またはほかのSNSは楽しんでやっている方が多いかと思いますので、それそのものを閉鎖してしまうのは、本当に悔しいものですが、接触の場をどうしても断つことができない場合は、一時的にそのブログやSNSを閉鎖してみるのも一つの方法かも知れません。
どのような方法であっても、相手がこちらに接触する手段があるのはやはりよくないので、閉鎖という選択肢も場合によっては検討する必要があるかもしれません。
また、例えば、ブログなどを別の場所で再開する場合は、今度は違うハンドルネームで(勿論本名は使わずに)はじめてみる必要があるかと思います。
相手がこちらの住所を知らない場合は、接触しない、接触の場を断つことが一番のネットストーカー対策になります。
相手はそれでも接触しようとしてくることもあります。
私の場合は実際にそうでした。
上記の対策をした上でも、ストーキングしていた女性はメールアドレスを変えて、今度は下手に出る形で私に近づいてきました。
「申し訳ありませんでした。いろいろとありがとうございました。」と違うアドレスでメールを送ってきたのです。
私はメールアドレスを変更していたので、以前のアドレスに送って届かなかったのでしょう。詳しいことは省略しますが、違う形を探してメッセージを送ってきました。
しかし、もし同じようなことを経験されたとしても、「また来た・・」と思ってここでパニックになってはいけません。
ここで反応すると、相手に希望を与えることになりますから、このケースでは無視するのが相手には一番のダメージになります。
私自身、その時も無視しました。そして、その人からのメッセージがまた送られてきたとしても自動的に削除するように対策をしました。
返信は絶対にしません。最後のメールを送った後は、一切相手と接触しないのがルールです。
こうやって、相手(ストーカー)の希望を少しづつそぎ落としてゆきます。
相手はこちらの反応を希望に変え、エネルギーに変えて、ストーキングを続けています。
しかし、その反応がなくなると、希望を少しづつ失ってゆきます。それに加えてストーキングを続けるためのエネルギーも少しづつ失ってゆきます。
現実の世界でのストーキングの場合は、反応がなくなった時、反応が欲しいために、ストーキングをはじめることがあります。
相手につきまとうのは、相手を怖がらせたいからではなく、相手の反応が欲しいのです。
その相手の反応がいかなるものであっても、ストーカーにとってはないよりはましで、その反応がさらにストーキングを続けるエネルギーや動機にもなります。
ストーキングは強いエネルギーやモチベーションがないとできないものだと思います。
逆に言うと、相当精神的に追い詰められているはずです。
だから、すぐにそのエネルギーがなくなったりはしないはずです。
そのため、時間がかかります。何度も接触を試みようとしてきます。
すると、被害を受けているこちらはこれはいつまで続くのだろうかと、とても不安になったり、怖くなってきます。
だけど、無視する度に相手のエネルギーも希望も、少しづつですが確実にそぎ落とされてゆきます。
そのために大事なことは不安や怖さに負けないことかもしれません。
次にその不安や怖さに負けないためにどうしたらいいか?ということについて書いてみたいと思います。
3)不安や怖さに打ち勝つことがネットストーカーに打ち勝つことにつながる
繰り返しますが、これは相手がこちらの住所を特定していない場合のネットストーカー対策であり、それを前提とした上で不安について書いてみます。
不安は悪いものではないと思うのです。
不安になったり、怖いという気持ちがわきあがるからこそ、何か対策をしなくては、どうにかして自分の身を守らなければと思うし、そのために行動することができるようになります。
不安に思った時は、不安を自分を守ってくれる友達だと思ってみると、不安に振り回されることも少なくなるかと思います。
怖さについても同じことが言えると思います。
不安や怖さに打ち勝つと書きましたが、不安を打ち破るというより、不安は自分の味方なんだと思うことが、暴れまわる不安をコントロールする方法なのかもしれません。
もう一つの不安に打ち勝つ方法ですが、不安になった時に、例えば、またメールを送ってくるのではないか?と思って、何かしなきゃと思ったとします。
それはいいことだと思うのです。そう思って、メールアドレスを変えるのは先ほども書きましたが、このページのケースでは正解です※。
※何度も繰り返すようですが、住所が特定されていないケースでのネットストーカー対策であり、現実の世界でのストーカー対策の場合は全く別のことが言えることもあります。
そうやって、一つ一つ対策をしてゆきます。接触の場を断つために。
ただ、また不安になった時に、また同じことを考えたり、同じような行動を繰り返すのはこれは逆効果です。
こういうことをすると不安は一旦はおさまりますが、また大きくなります。そして、今度は以前よりももっと不安が強くなるのです。
例えば、こんなケース。不安になって、相手が自分のことを書いていないかと相手のSNSをチェックするとします。
そして、書いてなかったことを確認して、ほっとします。不安も和らいでよかったとなります。
だけど、また、不安になったとします。
そして、また相手のSNSをチェックして、自分のことが書かれていないかとチェックする。
書いてなかった。よかったとほっとします。不安もまた和らぎます。
だけど、この行為の後、また不安になります。そして不安は今度は最初やその次の時よりも大きくなります。
何度も確認したり、何度も同じことを考えると、不安はその都度和らぐのですが、その後でどんどん大きくなってゆきます。
このケースではそもそも相手のSNSを見ることが間違いです。
他のケースでは、何かを一度確認したり、対策するのは良いことですが、一度やったことは、また不安になっても、また確認したりしないようにします。
そうすることでその時は不安はおさまらず、大きくなるのですが、そのまま放っておくと、不安は次第におさまってゆきます。
これを繰り返してゆくと、不安が何度もやってこないようになってゆきます。
不安が湧き上がる度に、行動しないようにしてみてください。一度はいいのです。ただ、同じことを2度やらないこと。
それでも不安は何度も時間を空けてやってくるものだと思います。
だけど、それはいいことだと思うのです。全く不安が消えたら、むしろ危険です。
だけど、その不安がわきあがる度に、もうそれは対策したから、放っておこうとそう自分に言い聞かせます。
すると、不安は自然と治まってきますし、その同じ不安がやってくる頻度や強さも少しづつ薄れてゆきます。
しばらくは続くかも知れませんが、それでも不安に負けずに不安を放っておくことで、不安に打ち勝ってください。
不安に負けない、怖さに負けない。
そのために必要なことは不安や怖さを(一度対策をした上で)、放っておく勇気です。
その勇気が必要なのだと思います。不安にそして、ネットストーカーに打ち勝つためには。
4)そもそも何故ストーキングされてしまったのか?
ここで少し、話題を変えてみます。
そもそも何故ストーキングされてしまったのか?ということについてです。
これは色々なケースがあると思うのです。だから、これが原因だとは言えないと思います。
しかし、ネットストーカーには共通する心理のようなものがあると思います。
そこで、私自身のケースを元に、私自身が何故ストーキングされてしまったかについて書いてみます。
私がネットでストーキングされたきっかけは、相手に同情したことでした。
その相手の女性には、ずっと抱えてきた深い悩みがあったようで、その話をしてきたのです。(メッセージを私のSNSを通じて送ってきたのです)
その話に大変だなと思った私は、大変でしたねと、言ってみれば相手に同情しました。
それは悪いことではなかったかもしれません。
ただ、その後、わかってもらえたと感じた相手は私に悩みのメールを度々送ってくるようになりました。
私の間違いは、2度目のメールにも、それはどうなのだろうと思いつつ、相手に同情してしまったことでした。
誰でも悩みはあるものだと思いますし、それを誰かに聞いてほしくなることはあると思うのです。
そして、それを聞いてあげることで相手が立ち直れることもある。
しかしながら、何度も悩みを聞いてあげようとすることは必ずしも、相手の救いにはならないことが多いようです。
何度も聞いてもらえることで相手はその都度(その時だけなのですが)楽にはなれます。
すると、楽になるためにまた相手に話を聞いてもらう必要がでてきます。最後には聞いてもらわないといけない状態になります。
これが相手に依存している状態です。
異性の場合はそれが好きだという気持ちに発展することもあります。
依存してしまった状態で、もし、相手から断られたり、相手が離れようとした時、何とかして相手を引き止める必要があるわけです。
依存しているわけですから。相手がいなくなったら、大変なことになります。
これがネットストーキングにつながってゆく、少なくとも私の場合はそうでした。
私の間違いは、話を聞きつづけることが相手を助けることだと勘違いしてしまったことでした。
優しさを言い方は悪いですが、利用された形でストーキングがはじまりました。
もし、最初のメールの段階で、愚痴や不満ばかりのメッセージを見た時、その話に同情するのが優しさではないと思えたら、こんなことにはならなかったかもしれません。
もし、2通目のメールで、これはきりがない。話を聞きつづけても相手のためにはならない。相手は自分で立ち上がるつもりがない。とわかっていれば、こんなことにはならなかったと思います。
そういう意味では私自身にもネットでストーキングされる原因があった。そう思っています。
ネットストーカー被害に遭わないためにはそういう、断る強さも必要なのかもしれません。
自分が嫌だなと思ったことであったり、自分には無理だと思ったこと、自分が違うかなと思ったことを素直に断ることも、自分のためでもあるし、それは相手のためにもなるし、それが言ってみれば本当の優しさでもあるのかもしれないですね。断るということが。
5)ネットストーカー被害に遭わないために必要なこと
最後に、ネットストーカー被害に遭わないために必要なことについて、ポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
ネットでは、
①個人情報は出さない
②写真に気を付ける
③安易に相手に近づかない
④嫌なものは嫌だと断る
ということが大切だと思います。それでは、一つづつ見てゆきます。
①個人情報は出さない
これは一番大事なことだと思います。
個人情報はどのような形であっても出さないこと。それが例え、限られた人しか入れないコミュニティやSNSであっても、です。
自分の現実の世界での友人以外には、自分の個人情報(住所、本名など)は教えないことがとても大切です。
勿論、ネットを通じて現実の世界でも友達になることはあるかも知れません。
その場合でも、いきなり距離を縮めるのではなくて、少しづつ近づくようにすること、相手をしっかりと見極めることも時には必要なことかもしれません。
②写真に気を付ける
ネットでSNSなどで写真をアップすることもあるかと思いますが、この場合も注意が必要です。
自分の顔を出すことは、利点もあれば、欠点もあります。ちょうど芸能人が有名にもなれるけど、街を普通に歩けなくなったり、過剰な好意を持ったファンにつきまとわれることもあることに似ています。
顔を出すことはリスクもあることを十分に理解しておく必要があります。
また、写真をアップする際は、個人情報を特定できるようなものは避けます。
例えば、自宅近くの何気ない写真から住所が特定されてしまうこともあります。
だから、自分の住所であったり、またはそのほかの個人情報が特定されてしまうような写真は気を付けるべきです。
写真は色々な意味で、リスクもあるということだと思います。
③安易に相手に近づかない
ネットの世界は現実の世界とは少し違っていて、特殊な世界でもあります。
例えば、顔を合わせず、文字だけでの会話では、思いがうまく伝わらなかったり、意図せぬ形で相手に間違ったメッセージが伝わったりすることもあります。
ネットは現実の世界とはちょっと違うということを理解した上で、安易に相手に近づいたりするのは自分を守るためには控えるべきだと思います。
最初は、ちょっと他人行儀過ぎるかな位がいいのかも知れません。
また、これは現実の世界でもそうだと思いますが、相手に近づき過ぎないこと、相手に近づく際も一気に近づくのではなく、少しづつ近づくことがお互い心地いい人間関係を続けてゆくためには必要なことだと思います。
④嫌なものは嫌だと断る
これは先程も書きましたが、ネットストーカー被害に遭わないためは断れる人になる必要があると思います。
断れない人は、ストーキングされやすい人です。
反対に、断れる人にはストーカーは近づきません。反応がもらえないので、ストーキングをする希望とエネルギーが持てないからです。
そのため、ネットストーカー被害に遭わないために、断れる人でいなければなりません。
それは自分のためでもあるし、また、本当の意味ではそれは相手のためでもあります。
優しい人でいたいという思いはとても大切なものだと思いますが、本当の優しさは何か?と、その都度考えることも大切なことだと私自身は思うようになりました。
私自身は情けないことに優しさを間違えていたわけで、それがネットストーカー被害に遭ってやっとわかりました。
そういう意味ではネットストーカーに遭ったことで、私にも得るものはあったのだと思います。
もし今、ネットストーカー被害に遭っている方がいたら、今はとても不安で怖い毎日かもしれません。
それはとても辛い毎日だと思います。
だけど、ネットストーカーにも弱点があります。それはここで書いてきた通り。
そこをしっかりと理解して、そして、ネットストーカー対策をしてゆくことで、必ず、ネットストーカーの希望とエネルギーは薄れてゆきます。
それを完全にそぎ落とすまでには、不安と戦わないといけません。そして、不安に打ち勝たないといけない。
だけど、不安には、必ず勝てます。
ただし、繰り返すようですが、1人で何とかしようとはしないでください。信頼できる人に相談してみることだと思います。専門家にもできれば一度相談してみてもいいと思います。ネットで相談できるところもありますので。
ただ、このページの冒頭で書かせていただいたように、相手があなたの個人情報を知らないのであれば、無視を続けてゆくことで、ネットストーカーは必ず撃退できます。
大丈夫です。大事なことは不安に負けないこと。
そのためには歯を食いしばって絶えないといけない時もありますが、負けないでください。
必ず、勝てます。
必ず、楽になれる日がやってきます。