言葉のセラピー > 生き方、人生の悩み >

本当の自分がわからない、自分探しの答えはどこに

時々自分がわからなくなることってあるかもしれません。自分はこんなんじゃない、もっと他の自分がいるはずだ・・・と。そうやって自分探しをしてみても、すんなり答えが出ることって少ないと思います。

その理由ははじまりの時点で方向を間違えてしまっているからです。

他人の視線で生きるのをやめる

子供の頃、親に褒められたりするのが嬉しかったのを覚えている方もいらっしゃると思います。大人になってもそれは同じで、褒められる、もしくは認められたりすると嬉しかったりします。

でもそれを求めて、他人に気に入られるように生きてみたり、他人の視線に映る自分を意識して生きると、何だか自分が誰だか分からなくなってきます。他人の視線で生きようとすると、楽しくなくなってきます。

また、他人の視線を気にするようになったのは厳しい親御さんが原因だったり、子供の頃に友達に気に入られようとしすぎてしまったことが原因だったりするかもしれませんし、過去に笑われたことが原因かもしれません。

しかし、原因は何であってもそれは克服できると思います。

そもそも自分探しをしている理由は何?

自分探しをしている理由って何でしょう。本当の自分はこんなんじゃない、もっとできるはずだ。もっと何か達成できるはずだ、自分の力はこんなはずじゃないはずだ・・・という気持ちがあるのかもしれません。

そう思ってしまうのは、他人がいるからです。もっと言うと他人と比べて、できていない自分、足りない自分をどうにかしたいと思っているからかもしれません。

もし無人島に一人でいたとしたら、自分探しなどは必要ないはずですから。

他人と比較しても得られるものは何もない

もし、他人と比べてしまう自分に気づいたら、それをやめると自分探しの必要もなくなるかもしれません。私達は持って生まれたものが違いますが、それぞれに良い点はあると思います。

ただ、それに気づいていないだけです。でもその良い点というのは、他人と比較している間は気づかないと思います。

何かを達成するよりも楽しいを優先する

人生では何かを達成すること、何かを成し遂げることが立派なことだと思っている方もいます。私も以前はこれと全く同じ意見でしたが、今は少し違った考え方を持っています。

何かを成し遂げなければならないと思っていた頃は楽しい時と辛い時のギャップが非常に激しかったように思います。できれば有頂天になり、できなければ激しく落ち込む。

でも今はずっと楽しい毎日になりました。それは何かを成し遂げることではなくて、楽しむことを人生の目標にしたからだと思います。楽しんでいる自分は好きになれます。でも苦しんでいる自分は好きになれないでしょう。だから、自分探しをしてしまったりします。

でも自分はそこにいます。どこか他の場所にいるわけではありません。

自分らしく生きる

自分探しに終止符を打つには、

1.自分と他人を比べない
2.持っていないものより持っているものに感謝する
3.楽しく生きることを目標にする

この3つを実践することだと思います。すると自分らしく生きられるようになるのかもしれません。比べるのをやめると楽になります。すると今の自分が持っているもの、環境やまわりの人のありがたみに気づくかもしれません。

そしたら、感謝の気持ちが溢れてくると思います。