他人が羨ましいと思ってしまう理由
隣の芝生は青くみえてしまうものです。他の人が幸せそうに見えたり、自分が持っていないものを持っているように思えたり、容姿が羨ましかったり、人生がうまくいっているように思えたり・・・。それに比べて自分は・・・と。
でも本当はそんな風に思う必要はないのかもしれません。他人が羨ましいと思ってしまう理由さえ知ってしまえば。
自分にないものを他人に見ようとする
相手が羨ましいと思ったり妬んだりしてしまうことってあります。そんな時はどういうことが起こっているかというと、もっと幸せになりたいと思って相手を見ています。
つまり自分が幸せになるために何が必要かという目線で相手を見ていますから、当然のように、自分が既に持っているものや囲まれているものには目が行きません。
何に目がいくかというと、そう、自分が持っていないものですね。
でも本当は沢山持っているのです。自分も。ただ、持っているものに意識が向けられていないだけで。
何かを手に入れれば幸せになれるという誤解
そもそも、相手が持っていて自分が持っていないものに目が行く理由は、「もっと幸せになりたい」が原因なのだと思います。
より良く生きたい・・・これは誰もが思うものです。
しかしながら、もっと何かを手に入れたから幸せになれるかというとそうではないような気がします。幸せというのは、感じるものであって、何かを手にしたから手に入るものではないと思うのです。
もし、今ないものを得て幸せになろうとしても、それはほんの一瞬で終わってしまいます。ずっと幸せを感じていられる人は、今持っているもの、囲まれているものに感謝している人です。だから、何も得る必要はないし、他人も羨ましくなったりはしないのです。
自分と他人を比較すると羨ましくなる
そもそも、他人と自分を比較するほど無駄なことはないような気がします。
他人は他人、自分は自分。持って生まれたものはそれぞれ違います。感じ方も違います。それぞれに自分が良いと思う道をすすめばよいのであって、他人と比べてどうだとか・・・そんなことをしたところで幸せにはなれないと私は思っています。
相手に見えるものは、一部だけ
相手を羨ましいと思ってしまうのは、部分的にしか相手を見ていないからです。
どんなに成功しているように見える人でもそれと同じだけ失敗をしているものです。容姿に恵まれている人もいるでしょう。でもそれが原因で余計な心配をしなければならなかったりする。
容姿端麗だけど、生まれつき体の弱い人だっています。
そういったものを見ないで、部分的に自分が持っていないものを見ようとすると羨ましくなりますが、どんな人にも悩みはあるということに気づけば、その気持ちも薄れてゆきます。
全て取り替えたら・・・
最後にちょっとした方法を紹介します。それは羨ましいと思う人と自分を全て入れ替えてしまったら・・・と考えてみることです。
一部だけ・・・とか言わずに全部取り替えます。顔や体もそうですが、友人や家族、住んでいる環境、仕事、趣味・・・全部です。
そう考えると、きっと今のままでいいや・・・と思えるかもしれません。
誰だってその人しかないものを持っています。だったら、それを生かすことに力を注いだ方が人生は楽しくなるのではないかと私は思っています。