絶対安心の境地、不安を不安と思わなくなる方法
もし絶対安心の境地というものがあればどれだけいいだろう。不安に押しつぶされそうな時はそう思うことがあるかもしれません。
でもそんなものは本当に必要なのでしょうか。
パナソニックの創業者でもある松下幸之助さんは自身の著書の中でこんな風に語っています。
「私はどんな場合にも絶対安心の境地というようなものはあり得ないのではないかという気がするのです。(中略)心配もなく、努力もせずにうまくいくことがあれば、それはまことに結構ですが、そんなことはないのがほんとうだと思います。(中略)
むしろそういう変化の中にこそ生きる境地というものが見出されてくるのではないでしょうか。」(松下幸之助 商売心得帖)
安心というものはない、不安があるからこそ人は向上心を持ったり、またあたらなことにチャレンジしたりするものなのかもしれません。
世の中というのは常に変化しているものですから、自分のやり方が通用しなくなることもあるでしょう。そんな時は不安になったり、どうしていいか分からなくなったりする。
でもそういう時こそ、新しいことにチャレンジすべき時だったりします。諦めないで、考え続けていると、ある時よい智恵が浮かんできたりします。
それは決して不安で不満ばかり言っていたら出てこないもの。不安な時こそ、笑顔で前を向くことが本当は大切なのかもしれません。