上手な人の使い方
人の使い方って本当に難しいものです。人の上に立つ人は、部下から見れば楽な商売のように思えてしまいますが、実は上には上の悩みというものがあります。
部下の使い方という点では私は松下幸之助さんのやり方がとても効果があるような気がしています。
松下さんのやり方のポイントは:
1.社員を頼もしいと思う
2.「君ならやれる」といって任せる
3.任された社員はやる気になって一生懸命にやる
松下幸之助さんは、社員にああしろ、こうしろ・・・と命令することはなく、「君ならできる」という風に社員を信用して、そして任せたそうです。
社長から「君ならできる」と声をかけられた社員はやる気になります。そして、一生懸命にやってくれる。
松下さんはそのやり方で成功してきたのだといいます。
上から厳しく命令してやらせる方法もあるとは思います。しかし、どちらかと言ったら、信頼され、期待されてやる方が使われるものとしては嬉しいはずです。
その際、以前にも書きましたが、部下の長所を見るようにすること。そして短所はあまり見ないようにする・・・それがコツです。
松下さんはその割合について、長所を見る:7 短所を見る:3 という風に表現されています。