元気がない人をなんとかしてあげたいと思ったら
家族や友達などで元気がない人、うつ傾向の人、落ち込んでいる人を見ると何とかしてあげたい、元気にしてあげたい、励ましたい・・・と思ってしまいます。
それは相手のことを思ってのことです。
私のまわりにもうつ傾向にある人、うつ病の方がいます。以前は、どうにかしてもっと楽に生きる方法を伝えてあげたいなどと思っていました。その人に良さそうな本を見つけてきたり、うつを治した人の話を聞いてそれを伝えようとしたり。
でもそれで友人のうつが治るわけではありませんでした。結局自分の無力さを知る結果となったのです。
自分ができること、できないこと
人にはできることとできないことがあります。うつ病の人をどうにかすることは・・・できないことなのかもしれません。自分ではないのですから。
なんとかできる人は結局は自分だけ。
でも相手に自然と影響を与えることはできます。一緒にいる家族が元気がなかったら、その人に説教をしたり、考え方を伝えようとしたりしても駄目です。
それよりも自分が元気でいること。そうするとそれが家族にも伝わるようにできているようです。
元気がないなと思ったら、その人をどうにかするよりも、自分がどうするかを考える。そして、元気でいること。すると、その元気は相手にも自然と伝わるものです。