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他人が怖い自分を克服する

他人が怖いというのは対人恐怖症の症状の1つでもあります。ただ、対人恐怖症ではなくとも他人が怖いと思うことってあると思います。

できれば、人に会いたくない時ってありませんか。

どう思われるか不安

他人が怖くなるのは、相手に自分がどう思われるかが気になっているからです。つまり、相手の自分に対する評価が気になりすぎて、それを避けようとするから怖くなる・・・というわけです。

ですから、本当に怖いのは相手ではありません。確かに世の中には色々な人がいますが、あなたに実害を加えてくる人など殆どいません。殆どの人はあなたにとっては無害であるはず。

でもそれでも怖くなるのは、どう思われるか?と自分で考えているからです。

私がいいたいのは自分で恐怖感を作り出していることが殆どであるということです。相手が本当に怖いわけではありません。他人に何かしらの意味を付け加えるのは自分しかいません。

すべて自分で決めている

他人とか世の中であるとか、環境など、自分のまわりにあるモノや人というのは、すべて自分の心の中にあるものを反映しているものだ・・・と私は考えています。

そのように考えるようになってからは、人間関係などで悩む機会もぐっと少なくなりました。

以前はちょっとしたことで怒っていたり、不安になったりしていました。

でも自分で決めていること、自分の心のあり方が全てのものの見方を変えていると知ってからは怒りや不安などはどんどん消えてゆくようになりました。

同じ人を見てもマナーの悪いヤツだと思う人もいれば、格好いいと思う人、かわいそうな人だと思う人・・・などなど意見は様々だと思います。

だとすれば、その人がどんな人なのかは、見た本人が決めていることになります。そこにマナーの悪い人が存在するというよりは、見た人がマナーが悪い人間だと決めていることになります。

全ては自分の心が決めている・・・それが分かれば、色々な意味で人が怖くなくなります。

だって自分で決めているのですから。

優しさを投げかける

優しさというのは面白いもので、投げかけると返って来る性質があるようです。ただし、投げかけた本人からだけ返ってくるとは限りません。でも返って来ることは間違いなさそうです。

他人に優しくしている人って人気があったりします。気遣いのできる人、思いやりのある人は、人気があります。そういう人に対して厳しい態度で接したりはできないでしょう。

部下に厳しい上司がいました。部下はその上司が怖くて仕方がなかった。しかし、部下の中には誰にでも優しく接する人がいました。その人を上司は怒ったりしたところを私は見たことがありません。

優しい人には、その上司も優しく接していた・・・のです。

相手に投げかけたものは自分に返ってきます。他人が怖いからと、すごい形相でにらむ人もなかにはいますが、そういう人はやはり同じように他人から睨まれているような感覚を常に持っていることになります。

優しい気持ちで他人を見てみる。すると、同じようにあなたも見られるようになると思います。