むかつく奴への8つの大人の対処法
むかつく奴とは随分物騒な言い方で申し訳ありません・・・ただ、イラっときた時はそんな風に口にしてしまうこともありますね。
そんな時にイライラして一番損をするのは自分だったりするから、余計頭に来ます。でも中にはイライラせずに済む人もいます。そういう人はただぼーっとしていたわけではなくて、その人なりのテクニックを駆使していたりします。
だから、イライラしない。今回はそんな方法をまとめてみました。参考になれば幸いです。
1.認知的再評価というテクニック
認知的再評価というのは、簡単に言うと自分に言い聞かせるということです。以前にテレビである実験がありました。被験者達をある喫茶店に集め、ウエイトレスが非常識なことをして被験者達を怒らせたのです。
その中で怒った人と怒らずに済んだ人がいました。後々その人たちから何を考えていたかを聞いたところ、怒らなかった人は、「この対応は何なんだ!」と考えるかわりに、「今ここにいるのは実験の前の時間つぶしだ。」と考えたそうです。(被験者達は喫茶店で時間まで待っていて欲しいと嘘を言われていたのです)
このようにして自分のことを言い聞かせる行為は脳の中でも前頭前野と呼ばれる理性を部分を使うことになります。すると怒りは静まるという仕組みです。
この「言い聞かせ」という方法は下記に紹介する考え方を利用する際にも使いますので覚えておくと便利です。
2.同じレベルで考えない
マイナスな行動や言動をする人にイラッとするのは、自分がその人と同じレベルまで下がっていることが原因です。
例えば、幼稚園児があなたにむかって大人が言ったらむかっとくることを言ったとしましょう。でも殆どの人はイラついたりしないと思うんですね。
それは相手が幼稚園児だから。自分がそのレベルにまで下がっていないので、「はははは、子供の言うことだ。」と笑顔でスルーできたりします。
でも相手が大人だったりすると、同じレベルで怒ってしまう。
でもね、人を傷つけることを言ってみたり、他人を気にしない人、自分のことだけしか考えていない人、怒鳴ったり、わめいたりする人をよ~く見てください。幼稚園児と同じであることに気づくと思います。
そう、相手は幼稚園児なんです。自分もそのレベルにまで下がる必要なんてありません。子供が相手なのですから、「子供だなぁ・・・はは」と軽く流せばよいわけです。
3.教えてくれてありがとう
嫌なことがあったら、その相手に教えてくれてありがとうといいましょう。不思議とイライラも薄らいでゆきます。他人の欠点が見えたら、そこから学べばいいのです。
嫌なことがあった時こそ、ありがとうと言う。これ多くの人が実践していることでもありますが、効果があります。
4.嫌な奴を引き寄せない
先ほどの話の続きでもありますが、嫌なことがあったときに「むかつく!」「馬鹿か!」「あの野郎!」という言葉を使って反応すると、また、その言葉を使いたくなる場面を引き寄せることがどうもあるようです。
でも嫌なことがあった時に「ありがとう」と無理にでも言ってみると、嫌な流れが断ち切られ、今度は運を引き寄せることができます。まぁ、これはご説明するよりも、実践していただいた方が分かりやすいとは思います。
是非やってみてください。失うものは何もありませんが、得るものは沢山あると思います。
5.嫌なことがあったらラッキーと思う
これも先ほどの話に通じるところがありますが、嫌なことがあったらついてるとかラッキーと言うようにしていると、何故ラッキーなのか、何故ついてるのかを脳が勝手に考え出してくれます。
結果的にイライラはおさまります。これも論より証拠ですね。是非試してみてください。
6.他人にお願いすべき時もある
それから、これは当たり前のことかもしれませんが、時には自分の考え方を変えたり、大人の対処法を試す以前にするべきことがある時があります。
私は学生の頃スクーターに乗っていたんですね。ある時、実家を離れて数ヶ月の間、祖父のマンションに住むことになりました。そこでスクーターをマンションの下にとめました。角が空いていたので、そこにとめました。
すると、翌日、スクーターが倒されていて、そこに違うスクーターが停まっていました。そういえば、そのスクーターいつもそこにあったんです。自分のスクーターには足跡がついていましたので、倒れたんではなくて、倒されたのかもしれません。
その時はイラっときて、相手のスクーターを蹴ってしまったやんちゃで幼い自分がいました。でも話はもっと簡単だったんですね。しかるべきところに相談する。この場合はまず祖父に伝え、次に管理人さん、そして、警察ですね。足跡もあったわけですから。
これはまぁわかりやすい例ですが(笑)
でもそういう風に悩む以前に警察に相談すべきだったり、しかるべきところに相談すべきという場合も沢山あります。そういう時は悩む前に行動です。
いじめなども先生が何もしてくれない場合は警察に連絡してもいいでしょう。自分に実害がある場合は遠慮なく警察や他のところに相談してください。
7.完璧な人はいない
さて、話は大人の対処法にもどりますが、むかつく奴だけではなくて、普段は完璧に見えるような人だって、知らず知らずの間に他人に迷惑をかけていることだってあります。
普通に歩いている時に自分のバックが相手に当たっているのを気づかなかったりすることはその良い例です。当たった人は、なんて失礼や奴だと思っているかもしれません。でも自分は気づいていないのですから。
挨拶なんかもそう。自分が挨拶しているのに、無視されたり。でも相手はあなたの声が届いていなかったり、耳が悪い人かもしれません。
そういう風に自分は気づかなかっただけ・・・というケースは沢山あります。
だから、むかつく奴がいた時は、完璧な人はいない。自分も同じようなことをしたことがないだろうか・・・と少し冷静に考えてみると、むかつかなくなったりします。
子供の声がうるさい・・・と悩んでいた方を私は知っていますが、その方は自分も子供の頃はうるさかくて、大人に迷惑をかけた・・・と思うようにしてから子供の騒ぎ声などが気にならなくなったそうです。
8.自分の考え方が変わると感じ方がかわる
さて、最後になりましたが、私達が見ている世界というのは自分というフィルターを通して見えているようなものです。
住みにくい世の中だと思う人がいたり、平和な世の中だと思う人がいたりします。同じ世の中なのに違って見えるのはそれぞれのフィルターがあるからです。
だから、イライラしたりする自分を変えるには自分のフィルターを変えること。つまり、考え方を変えることです。
すると全く違ったものが見えてきたりしますから。