イライラの原因だと思っていたものは実は間違っていた
私はイライラする自分が許せなくなって、どうしたらイライラしなくて済むのかを長い間考えてきました。
まず最初は原因をなんとかしようとしたのです。原因をなくせば、一々怒ったりせずに済むと思ったからです。
原因は自分以外にはなかった
例えば、イライラさせる人がいたとします。自分のイライラの原因はその人ということになります。
しかし、実際には毎回その人にイライラするかと言うとそうでもないようです。状況によってはそうならない時もある。
また、他人がその人を見たらどうかと考えると、必ずしもその人にむかっときたりしないかもしれません。
そう考えると、その人はイライラさせる人ではなくて、「私がその人にイライラしているだけ」ということになります。
原因は、私にあるということになってしまいます。
今までの考え方は間違っていた
それに気づいた私は今までの自分の考え方が間違っていたことに気づきました。今までは他人のせいにしていた。
しかし、怒っているのは自分であり、怒っていない人もいる。
結局自分が原因だったわけです。
じゃあ、自分にとってイライラさせる人はどうなるかというと、気づかせてくれる人・・・少なくとも私はそう思うようにすることが自分が楽にいられると感じました。
そうやって考え方を変えてそのイライラさせる人(だと思っていた)を見ると、あぁ、今イラっときているなぁ・・・教えてくれてありがとう・・・という風に少しづつ考えられるようになってきました。
ありがとうというと気持ちがすっと楽になる
先ほどの、教えてくれてありがとう・・・はイライラしている時なんかにとても言いたい言葉ではありません(笑)
でも私はとりあえず、それを実践してみることにしました。
何度かやっているうちに少しづつ気持ちが楽になりました。特に、以前はイライラさせる人なんかに会おうものなら、そのむかつく人のことをずっと考えたり、どうやってぎゃふんといわせてやろうかと考えたりしてしまう自分がいたのです。
しかし、「教えてくれてありがとう」を実践するようになると、少なくとも後を引かなくなりました。
人間だからそういうこともある
でも怒ることって人間なら誰でもあることだと思うんです。怒っちゃいけない・・・そう思うと、イライラした自分が嫌になったり、自己嫌悪におちいったりする。
でもそういう時もあるさ。完璧にはいかないものだよ。と自分に言い聞かせるようにすることにしました。
するとなんでしょう。以前よりひどくイライラしたりしないようになったり、怒らなくて済むようになったり、怒ってもすぐに気分を元に戻せたりできるようになっていったのです。
勿論、イライラしないような自分を目指すのは素晴らしいことです。でもイライラを自分に禁止してしまうこと、「イライラしちゃ駄目だ」と否定形で考えるとあまりうまくいかないようです。
「~しちゃだめだ」という風に自分を縛るよりは、「こうしよう」という風に何かをすることを目標にした方がうまくいきます。
例えば、私の場合はイライラしたら「教えてくれてありがとう」と言うことを目標にしました。
こうやって何かを避けるより、向かってゆくやり方はうまくいくようです。